抗生剤点滴の効果

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

患者さんが顔がすごく腫れたということで来院された。
原因は歯の先の炎症で、神経の治療が必要である。ただタイミングを間違うと悪化させることもあるので、注意が必要である。
今回はかなり腫れていて、通常の抗生剤内服(飲み薬)だけでは効果が低いと考えて、点滴による静脈内投与を2日行った。

薬の効果は直接血管にはいる点滴のほうが、はるかに高い。飲み薬は飲んで、分解されてから、吸収されるので時間もかかるし、濃度が上がりにくい。

今回も効果は早く、改善してきたので根管治療をはじめた。
強力に炎症をとる場合は抗生剤点滴が有用である。