歯科医院の合併も。。。
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
キリンとサントリーの経営統合が流れてしまった。日本国内では頭打ちなので世界に打って出ようという矢先の見直しになってしまった。日本にもサプライズが必要だったのになかなか難しい。ただこれは歯科医院にも通じる話題でもある。
歯科医院も経営上3つの道がある。本当はもっとあるけど。。。
①分院を作って幅広いエリアを網羅する。
②ひとつの医院を大きくする。
③それなりの規模で細々といく。
まあどれも正しいのだが、③ではあまりにも夢がない。
開業地が都心であれば大きく出来ないし、逆に分院作るのにも費用がかかる。スタッフの雇用やトラブルも各分院でおこることも考えられる。田舎の場合は建物から建てることが多いので、移動できないということも考えられる。
所詮一人の歯科医師の診れる患者数は限界があり、収入にも限界がある。もう個人で歯科医院をする時代じゃないといつも思う。
理想や技術が同じなDrが集まり、いい設備を共用し、いい場所で、さらにそれぞれが得意分野を持ち、時間をずらしてクリニックを可能な限りオープンしていく時代が来ていると思う。
確かに東京にはグループですごい歯科医師達が集まっているクリニックもある。ただあんまり凄すぎてはいけないのである。なぜなら個性派がそろうと意外とまとまらない。一時期の巨人も4番バッターだけ並べたけど、弱かったのと一緒。
で もそこそこの先生が仮に2,3人集まって共同でクリニックをしても十分相乗効果はあるだろう。だいたい開業資金は通常4000万から6000万はかかる。 一人の先生が診療台、レントゲン、内装などすべて負担している。歯科医師は一般的なサラリーマンの方たちと違って2つの城(診療所と自宅)を持たないとい けないのである。
まあ喜ぶのは歯科メーカーと材料屋さんくらいだ。。。正直なところ借金返済で最初の10年くらい大変だろう。そのため日曜休みなく、夜10時までやるようになってしまう。これでは体が壊れてしまうだろう。自分の命を細くして、生命保険で借金完済してもね。。。
これからは共同経営、M&A、グループプラクティスなんていう概念が歯科にも必要なんだろう。今までの構造が壊れる時代なんだろう。技工所が歯科医院を複数経営したり、一番いいのは歯科材料屋(メーカーじゃなく)が診療所を作ればいいのに。。。といつも思うのだが。。。
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