岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧

地震!!

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

午後パーフェクトぺリオのクリーニングが終了し、患者さんにCTとインプラントの説明をしていたら。。。軽く揺れて、大したことないと思ったが。。。なかなかおさまらない。

患者さんと話ながら、すぐに元に戻りますよ。。と言っていたら、ものすごい揺れがきた。立っていられない状態であった。
あわてて、エプロン着けたまま診療室から出ていく患者さんもいた。
市川市は震度5強だそうだ、今まで生きてきて一番強い地震である。
関東の地震はたいてい、揺れるが継続は短いものが多かったので、油断していた。

その後も余震が頻繁にある。テレビでみたら津波で銚子市も大変なことになっていた。治療中やオペ中じゃなくてよかった。。。

歯科恐怖症からの脱却!

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

今日は歯科恐怖症を克服中の患者さんがいらした。もう克服と言ってもいいかもしれないが。。。
初診時は、歯科のユニット(いす)にも座れないほどであった。当然治療など不可能である。家族にも足を運んでもらい、全身麻酔も検討したり、大学病院での対応も検討したが。。。

結局、当院でということで、まずは可能な範囲で徹底的に衛生士による歯ブラシ指導、そして静脈内鎮静法で集中治療を2回おこなった。その経過のなかで、痛みから解放され、口の中も綺麗になっていくことで自信がついてきたようだ。

今日は、麻酔をしての処置まで可能になってきた。麻酔さえ出来れば何でもできるだろう。
患者さんの将来を考えると、ずーっと静脈内鎮静法というわけにはいかない。
通常通りに歯科治療やクリーニングができることが望ましいのだ。

訪問診療の必要性について

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

開業して年数が経ってくると、患者さんも当然だが歳をとってくる。
人間の60歳~70歳の10年と、70歳~80歳の10年間は大分違ってくる。

当院の患者さんも体調不良や通院が難しいという方が増えてきた。。。
その場合の理想的な対応はどうしたらいいのだろうか?といつも考えてしまう。

数種類のイメージがあるが。。。
①当院の患者さんなので、当然主治医が訪問診療を行う。
②当院に往診チームを作り、引き継いで対応する。
③訪問診療を行っている歯科医にお願いする。

理 想は①である。患者さんも安心するし、お互いをわかっている安心感がある。ただし、忙しい診療室の合い間では、なかなか時間がとれない。昼休みに行くとこ ろもあるようだが、そこで無理をした場合に永続性は期待できない。。訪問にいくには歯科医師1人、歯科衛生士1から2名のスタッフも必要になり、自分の診 療室が混乱するもとになるのだ。。。まあ、患者さんが少なくて、余裕があればいいのだが、患者さんの少ない歯科医院が訪問してもいい結果はでないと思う。

目 標は②であろうか。毎日出動できるように訪問専門の歯科医師を雇用し、車を購入し、決まったスタッフが訪問するパターン。同じような意識をもったスタッフ を派遣できるし、場合によっては主治医も行くことが可能である。ただし、スタッフの雇用や管理体制を構築しないといけないし。。訪問専門でやる歯科医師の 雇用が出来ないと話にならない。または交代で皆で行くパターンもあるのだが、いずれにしてもマンパワーが必要である。

③は自分で診ないで、マル投げという感じもあるが。。。言い方をかえれば、外部委託である。ひとつの組織がなんでもやるのもリスクがある。しっかりとした専門の集団があれば、しっかり引き継いで対応するのもいいのかもしれない。
医科に例えれば、手術は大きい病院で、リハビリは家の近くで見たいな感じである。我々歯科医師も専門外の矯正や口腔外科疾患などは紹介しているので、同じことでもあろう。
なにが正解なのか。。。検討である。

LOTのセミナーに参加

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

日曜は朝から湯島の松風のセミナーに参加。内容はLOT(limited orthodontic treatment)という部分矯正治療の話である。世間ではMTMと言われることが多い。

講師の加治先生には5年前の藤本研修会でお世話になった。その後も弘岡先生のオフィスで会ったり、ハワイのAAPの帰りの飛行機で、僕の前席に座っていたりと偶然よく会う先生の一人である。

矯正治療は大きく2つに分かれる。子供から成人にかけてのもの(全顎矯正)と歯周病などで歯が移動したものを修正、改善していくものである(部分矯正)。
意外と大きく動かす全顎矯正が大変と思われるが、診断さえしっかりできれば難易度は低い。
歯周病で歯が病的に移動した場合、感染を除去した後に行うLOTのほうが難易度は高いのだ。ただし、こちらも診断が大事である。

今回は今までの復習も兼ねて受講してみた。また新しい視点で治療ができると思う。

8020運動の理想と現実。。。

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

歯科医師会の運動で、有名なのは8020運動(はちマルニーマル)である。
変な応援歌や体操もあるが。。(笑)世間の人はどう思っているのだろう?

自分としては、8000もいいんじゃないか?とも思う。ただし全ての人が歯がなくても良いと言っているのではない。

簡単に言うと、主旨は80歳で20本の歯を残しましょうというものである。確かに歯があって、しっかり噛むことで健康になるのだが。。。

ひとりで自立した高齢者が、自分で歯も磨き、定期的に歯科医院にかかっているならばいいと思う。
ただし、多くの場合は。。
①20本残っていたとしても、虫歯や歯周病になっている。しかも治療しにくい。。
②脳梗塞や心臓の病気で、血液の流れを良くする薬や降圧剤を飲んでいる。
③片麻痺などで歯ブラシが使えない。。自分で磨けない。。。
④家族の協力も得られない。確かに肉親とは言っても、他人の歯は磨きたくない。
⑤施設などに入所した場合は口腔ケアは後回し(最近変わってきたが。。)

個人的な意見を言わせてもらえば、早い時期に入れ歯になるのも悪くないと思う。年とってからの管理がしやすいのだ。
この早い時期というのがポイントである。70歳から歯周病で総入れ歯というのではなく、50歳台から総入れ歯のほうが簡単なのだ。
ちなみに自分の祖母は96歳で健在であるが、50代から総入れ歯だ。

健康でない場合で、治療が必要な歯が中途半端にあった場合に、厄介な問題がおきるのである。口腔内の汚れや細菌が原因で肺炎や不明熱になったり。。当然口臭なども周囲に迷惑になる。

男女でみると、男性の80歳と女性の80歳では明らかに衰えが違う。大体80歳で健康なのは女性が多い。

こんなことを書くと怒られるのかもしれないが、現実である。昔は50歳で寿命、今は80歳以上。。。色々と問題が多い。

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