岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
歯科医師会と相撲協会
連日相撲協会の話題でテレビは盛り上がっている。
まあどうしようもない話のようだ。お相撲さんは小さいころから相撲ばっかりで、勉強もする時間もなく、相撲協会を運営する能力を持っている親方は一握りなんだろう。能力よりも過去の成績で優劣が決まるような組織は駄目になる。
我々の職域団体の歯科医師会も似たようなものである。もっとひどいかもしれない。しょせん歯科医師の頭レベルでは社会を変えることはできないのかもしれない。。自分も含めてだが(笑)
歯科医師のなかにもいろんな人種がいる。大きくわけると。。
①仕事に打ち込む人(借金を返すためという側面もあるが。。)
②引退まで勉強し、研修する人(研修しても活かせない人も多いが。。)
③完全に歯科医師会にはまる人(政治家ごっこが好きな人)
④それなりに仕事して、それなりに歯科医師会にいる人(無害:一番多い)
⑤自分は仕事をせず、経営者になる人(当然歯科医師会には入ってない。だが経営能力やマネージメントの秀でている)
一番意味不明なのが③である。確かに歯科医師会にも素晴らしい先生もいる。ただ同窓会や学閥などで会長選挙が行われたり、挨拶回りや年功序列だったり意味不明である。
相撲協会が外部関係者を入れるように、歯科医師会も第三者(歯科医師以外)が会長などをすることはできないのだろうか?発想が歯科医師レベルじゃない人がいいと思うけど。
多くの優秀な歯科医師は個人で地域の中で活躍せざるを得ないのだ。
勉強会の企画会議
熊本の伊東歯科医院で研修した仲間で勉強会をしている。昨日は今年の勉強会内容を決めるために、企画会議を行った。
4人の主要メンバーが揃いやすい秋葉原でいつも集まっている。
今度の勉強会のテーマは色々出たが、「訪問診療」で行くことになった。
訪問診療は今後確実に重要なテーマである。ただガイドラインというか指針がなく、はっきりいって問題である。
自 分も3年くらい週1で訪問診療をしていたが、患者さんだけでなく、家庭内でのキーパーソンの把握、ケアマネとの連携、医師や看護師との交流が必要である。 多くの歯科医師は薬の名前や医師のカルテの略字が理解できない。。。会話ができないのである。。こんな状況ではますます歯科の重要性がアピールできない。
本物の訪問診療をするならば、全身的な知識が必要である。そのためには口腔外科の知識、特に歯科麻酔の先生と相性がいいのだ。ただ絶対数が少ないのが問題ではある。やるからには本物でないと。。。
秋葉原も変わりました。。。
セレック(CEREC)の講演会
週末は知り合いの先生達と新年会。サッカーでも見ようと思ったが、前半は寝てしまった。。。まあ後半と延長が見れてよかったんだ。サッカーはよくわからないが、日本も強くなったようだ。
日曜は品川でセレックの講演会に参加。講師は有名な小池先生であった。テクニック的なものより、患者さんに対しての説明など非常に勉強になった。
当院でのセレック導入は迷った部分もあるが、いまはもっと早く導入すればよかったと思っている。自分の口の中にもセレックのインレーが入っている。全く問題なく、見た目も綺麗である。自分のゴールドのインレーを全て変えたいとも思っている(笑)
非常にいい機械だと思う。
現在日本には999台のセレック3があるらしい。歯科医院は7万件程度とするとまだまだ普及は出来ていない。ただ知り合いの先生は4台持っているけど。。。
抗生剤点滴の効果
患者さんが顔がすごく腫れたということで来院された。
原因は歯の先の炎症で、神経の治療が必要である。ただタイミングを間違うと悪化させることもあるので、注意が必要である。
今回はかなり腫れていて、通常の抗生剤内服(飲み薬)だけでは効果が低いと考えて、点滴による静脈内投与を2日行った。
薬の効果は直接血管にはいる点滴のほうが、はるかに高い。飲み薬は飲んで、分解されてから、吸収されるので時間もかかるし、濃度が上がりにくい。
今回も効果は早く、改善してきたので根管治療をはじめた。
強力に炎症をとる場合は抗生剤点滴が有用である。
タービンの滅菌化のレベルアップ
当院の理念の一つに安心、安全、清潔なクリニックというものがある。
歯科で使用するドリル(タービンという)ものは当院でもすでに滅菌ができている。自分でいうのも何だが、レベルは高い(笑)。
現 状は、外部洗浄後、医療用洗浄機(ミーレ)で内部洗浄後に滅菌している。このシステムを実行している歯科医院はほとんどない。内部洗浄という部分が医療用 洗浄機でないと行えないので、導入している医院でないとできないのだ。他を否定するつもりは全くないが、9割以上の歯科は内部洗浄が完全ではない状態であ る。これが現実であり、だからといって感染するのか?というと感染しないかもしれない。。
歯科の触れられないグレーゾーンなのだ。
自分が患者のときにどうしてもらいたいか?ということが我々の仕事には重要で、そこに導入コストがかかるから。。。とかは理由にならないと思っている。
今回さらなる滅菌のレベルアップのために、タービン専用の外部内部洗浄、注油、滅菌が行える機器を導入することになった。
シロナのDACといいます。
これによって複数の機械で行っていた過程が、ひとつの機器で可能となる。時間が大幅に短縮され、緊急の小器具の滅菌も可能である。
なによりいいのはスタッフの仕事の効率が上がることである。タービンも綺麗、スタッフもハッピー、なによりも患者さんに安心、安全を提供できることが素晴らしいと思う。目に見えない部分であるが、こだわっていきたい。
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