GBRとソケットリフト

土曜日午後のインプラントオペ。上顎臼歯部に３本である。
最近インプラントを入れる際に、色々な術式を併用する症例が多い。今回も同様である。
ま ずはソケットリフト。今回はドリルを超低速回転で使用し、粘膜を損傷せずにリフティングした。人工骨をあえて使用せずに人間の治癒能力に期待したほうがい い場合もあると最近感じている。リフティングした部位は骨が添加されてくるのだ。ここはストローマンTLのワイドネックを使用。

ついで GBRである。開けてみるとCTでの予想より外側に骨がないので、自家骨とバイオオスコラーゲンを使用して形態回復。治療計画ではストローマンの TL（ティッシュレベルインプラント）だったがBL（ボーンレベルインプラント）を用いた。傷を完全閉鎖しないといけないので切開線を延長し、減張切開を するので腫れるのが難点であるが。。

GBRとインプラント植立

今日は朝からインプラントオペ。同時に多部位の歯周病のオペもするので、患者さんも大変である。
ctではかなり良好に治癒しているようだったが、オペの際に部分的に骨が不足するかな？とも思っていた。

やはり部分的に骨にダメージがあった。ただインプラントはなんとか植立できたので、ストローマンのボーンレベルを２本使用。インプラント周囲には自家骨を置き、その上にEASYGRAFTというドイツの材料（人工骨）を置いて縫合。吸収性膜などは使用しない。
EASYGRAFTは顆粒が固まるので、操作性がいい。

今日のサイナスリフト

今日のインプラント関連のオペはサイナスリフト。
骨の厚みは2mmもない位。。1mm近いところもある。。
自分としては気合いの入るオペである。最近はサイナスリフトで症例報告する機会が多いので、静脈内鎮静法で術中写真を撮りながらである。

過去には自家骨（患者さん自身の骨）を採っていたが、現在は人工骨で行っている。人工骨も今はバイオオスというものがメインである。色々使ったが、これが一番安定している。吸収性膜はバイオガイドが操作性がいい。

骨を削除する場合はピエゾという超音波切削器具またはLASKITがいい。大きめのダイヤモンドラウンドバーでもいいと思う。

また歯科医師にしかわからないブログになってしまった。。（笑）

今日のオペ

今日は午後にインプラントオペ。
左下奥歯に1本。骨の状態も問題なく、いい症例であった。もう少し粘膜があれば、フラップレス（切開なし、縫合なし）でオペができそうであった。ストローマンのワイドネックを使用した。
術後のレントゲン、CTでも問題なく終了。術後6週間で印象を取る予定である。
患者さんは7月には治療を終了したいとの希望である。

インプラントするには。。

歯がなくなればインプラントという発想になる。素晴らしい治療法で多くの患者さんが恩恵を受けている。どんなに良く出来た入れ歯でもかなわない。
ただし、治療できる患者さんと治療できない患者さんがいるのだ。
治療費の問題は別にして、

全身的にみると。。
①まずは健康体でないといけない。
②歯周病が安定していることが大前提。
③タバコは絶対にダメ。
④歯に対する意識が高い。（治療後がスタートなので）
⑤定期的なクリーニングに来れる。（重要）
⑥前向きな方（よく咬んで、楽しい生活をしたい方）

我々も、長期的な視野で治療法を提案するようにしている。