岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
暑気払い
昨日は歯科医師会の委員会の暑気払いであった。学術委員会と医療管理委員会の合同で、本八幡の豆腐屋さんでおこなった。
市川の歯科医師会は皆仕事に熱心である。色々と勉強している先生が多く、とても参考になる。
当然、歯科以外のことでも話は盛り上がるが、最終的には歯の話をしているのが面白い。
他のところはわからないが、市川市に限っては歯科医師会に入会したほうが、絶対にいいと思う。歯科医師会に入っていない市川の先生は、是非入会して欲しい。
ちなみに、おいしい豆腐屋さんとのことだったが。。。お酒ばっかり飲んでしまい、味を覚えていない。。
総義歯の形
月曜日の診療はかなり忙しくバタバタであった。昼ミーティングでもその件について話し合 い。患者さんを診ることは確かに大事だが、医院のキャパ(許容量)を超えて診る事は出来ない。予約診療だし、一日の対応量も限度がある。多く見れば一見良 さそうだが、患者 スタッフ、Drの満足度はあがらない。こなしてまわすだけの診療スタイルならいいのだろうが。。。それは個人的には嫌いである。
診療後、コンサルの方と打ち合わせ、セレックの設計を2つこなした後に月一での村岡先生の勉強会へ。当然夕飯など食べる余裕なく、電車に飛び乗った。
最近義歯のあるべき姿というのが、自分なりによく分かってきたと思う。かみ合わせの理論は多くの宗派があるので、なんともいえないが。。。
教えてもらう知識は当然義歯の仕事にも活かせるんだが、インプラントや審美という観点からも総義歯という学問は有用である。
大学時代に補綴の勉強は総義歯からであった。今となってみると考えられたカリキュラムだったのだろうか?それとも偶然か?暇なときに卒業生が大学の授業を受けれたら違った刺激を受けれそうだ。。。少しなら授業料払ってもいいけど。。
トップレベルの歯科医師
日曜日は昼から浦安の歯科医師会の講演会、夜は銀座のアップルストアでの医療者向け講演会のはしごであった。
浦安は、日本の歯科医師では知らない人はいない山崎長郎先生。いつもの審美の話かな?と思っていたが、今回は自分の歴史や勉強法。医院のブランド化。さらにこれからの歯科の方向性など多彩であった。3時間全く眠たくならず、とても刺激を受けた。
そ の後、銀座に行きアップルストアへ。今回は医療の分野にipadやiphoneをどう活用していくかというテーマ。初めてストアに入ったが凄い人であっ た。自分は両方とも持ってないが、先輩が持っていたipadは興味を持った。持っていればプレゼンができるし、ネットも、その他色々できる。歯科でも待合 室に数台置いてあったり、コンサルト用の資料を入れて活用している先生もいる。
医科の場合は介護と医療の連携に使われはじめているとのこと。ただシステム開発に莫大な投資が必要だし、個人情報をいかにして守るかという部分に問題があるようだ。時代はかなりのスピードで変わってきている。
まずはipadを買ってみようと思った。
歯科の実力という本
最 近こんな本がよく出版される。いかにも。。。という本だが、内容は全くない。ただの宣伝広告集である。専門医の資格を持っている先生を中心に内容が出てい る。当院も歯周病専門医のところに実績だけ出ている。本に載っていない先生が色々文句を言っても、専門医からは相手にされないかもしれないのであえて言い たい。
確かに歯医者選びの基準にはなると思うが、専門医の資格を持っていても大したことなかったり、持ってなくても凄い仕事をしている先 生も多い。日本は専門医と言っても矯正以外は一般の歯科医である。まあ矯正の専門医でも、歯科の治療ができたほうが総合的になれるんだが、なかなか難し い。
日本歯科医師会の下にある各学会が集まって、このような企画に賛同するのもどうかと思う。まあ一番いい歯医者の選び方は、歯科医師の先生にこう質問するといいだろう。。。(歯科医院に満足していない場合に限る)
患者:「もし先生が歯が痛くなったらどこに行きますか?」
先生:「**町の##先生ですね」
ただし確実に感じが悪くなるので、次からは予約できないかもしれないが。。。
ちなみに保険診療で歯科医師が治療を受けることはないだろう。。。
歯科医院との付き合いは相性である。行くときのタイミングや状態で全く違ってくる。
一番難しいのは。。
歯科医師にとって一番難しいものは?と聞かれたら。。。
若い先生なら技術、患者との関係、将来への展望と答えるだろう。
開業医の先生の場合は全く違ってくるはずだ。まあ経営とか収入は置いておいて考えると。。。多くは院内マネージメントである。
例 えば、院長1人、助手兼受付1人、衛生士1人なんていう組織は問題が起きない。逆にDr10人、衛生士30人なんていう医院の場合は、すぐに表面化するで あろう問題の芽を摘む人がいたり、マネージメント能力のあるスタッフがいたり、上手い具合にグループができる(派閥)のでこなれてしまうのだ。これは大き い病院に勤務した経験からいえる。
一番難しいのは15人程度の規模。色々な職種(歯科医師、衛生士、助手、受付など)が複雑に絡むし、それぞれのやる気を高めつつベクトルを同じ方向にしないといけない。ここの殻を上手く破ることで、次につながってくると思う。
皆が思いやりをもって互いの不足を補い、明るく、仲良く、楽しい職場にしたい。医院全体としていい方向に向くように、舵をとらなくては。。。
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