岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
臨床歯周病学会in京都 ②
普段歯科医はスーツはあまり着ない。学会や勉強会では当然着るが、多少のカジュアルは許される。
普 段着ないので、梅雨時でしかも京都というのは正直厳しい。金曜は午後からの委員会だけで、雨も降っていたので問題はなかった。ただ土日は厳しかった。。。 会場が中心地から離れていることもあり、地下鉄で移動しないといけないのも京都での学会の問題点である。街の真ん中にコンベンションセンターを作るべきだ が、京都という街の特殊性からすると難しいのだろう。。。
臨床歯周病学会は基本的に臨床医(開業医で歯周病を中心にしている医院)で構成されている。大学主導型が多い日本においては珍しい存在である。
た だ今後の学会運営は難しそうだ。。日本歯周病学会という学術団体が上にあるからだ。臨床歯周病学会も肩を並べたいのだろうが。。。正直無理だと思う。臨床 医の集まりとしてハイレベルな治療を研鑽する集まりのままでいいのに。。と一会員として思うのだが。。。だって2つも学会いらないし。。
臨床歯周病学会in京都
明後日土曜から京都で臨床歯周病学会がある。ただ前日に各種委員会があるので、明日朝から京都へ。自分は未来委員会という壮大なテーマの委員会に属している。実際は会員をいかに増やすか?というのがメインテーマである。
臨床歯周病学会は日本の中では唯一まともな学会である。学会というより大きいスタディーグループといった感じであろうか。。ただ最近は変わってきた気もする。。
日本歯周病学会は大学主導なので、発表も基礎的なことが多い。臨床的には臨床歯周病学会のほうが、インプラント、矯正、審美などの複合した症例が多いので開業医向きだろう。ただ歯周治療は基本が大事なんだが。。。
ちなみに衛生士部門もしっかり企画されているようだ。聞いてみたいような講演タイトルもある。
京都ということで、後輩が食事会を企画してくれているのも楽しみである。内容は来週のブログで紹介したい。
歯周病専門サイトの立ち上げ
現在、ホームページ業者と歯周病専門サイトの立ち上げをやっている。
ほぼフレームは出来てきたので、あとは写真や図を入れたり、校正していく予定。今回もビジネスブログ形式である。
ついでに携帯サイトも立ち上がる、これは必要ないかな?とも思ったが。。。営業の押しに負けてしまった(笑)ただ将来、携帯から予約を取ったり、皆がi-padなんかを持つ時代がすぐに来ると思うので、今のうちに。。。
7月中旬までには、お披露目したい。ちなみに歯周病ブログというところもある。。これは衛生士さんに頼もうかな。。
有床歯科施設協議会in甲府
今回は甲府で有床歯科施設協議会。前回は丸亀の大塚先生のところにお世話になり、勉強会以外にも讃岐うどん、登山などいい思い出になっている。しかし、あっという間に半年たっていた。。。
こ の会議に来ている先生達は非常に優れた方ばかりで、いつもとっても刺激を受ける。明日からやってみようというアイデアから、将来の構想まで考えさせられ る。自分も都市型の有床、すなわち充実したリカバリールームを作りたい。インプラント後や口腔外科手術、鎮静法などのあとにゆっくりできる場所が必要と 思っている。さらにその上に有床歯科医院を目指したい。そして365日対応、優秀なスタッフによる規模の拡大を図りたいなど、目標は続いている。
歯科はよく分院展開するが、自分には向いていないと思うので、1つの医院に機能を集中させていきたいと思う。次回は岡崎で11月開催である。
将来医院の2階、3階(現在は自宅だが)を診療や研修に使えるようになったら、市川で有床歯科施設協議会を主管してみたい。。。そのためにはもっと頑張らないと!
歯科はまだまだやれることが多い。
歯科麻酔地方会にて感じたこと。。
土曜日はいつものように忙しく午前が終了。午後インプラントを終了後に水道橋に向かう。日本歯科麻酔学会の関東地方会に参加。
歯 科麻酔学会とは微妙な学会で、超マイナーな存在になっている。歯科医療のなかで日常的に局所麻酔(注射のこと)はしているのに、一般の歯科医師は歯科麻酔 や全身管理に関心がまるでない。。。皆審美やらインプラントに走ってしまう。。そこでモニターもつけずに手術をしている。。これでは歯科は医科には追いつ けないし、尊敬されないと思う。
逆に歯科麻酔医達は歯科医師なのに医者の真似事をしているだけ(失礼な言い方かもしれないが、自分も歯科麻酔専門医なので、発言する権利はあると思う。)で、全身麻酔をできる歯科医師が偉いみたいな感じの先生が多い。本当に麻酔で行くなら医者のライセンスがないと。。
学会発表を見ても珍しい難病に全身麻酔かけましたみたいなものが多い。確かに必要だが、歯科医療のベースとなる歯科麻酔学をいかに表舞台に出せるようにするかの議論がまるでない。。。大学主導なので世間と乖離している。。
大学の教授も医学部の教授になれない先生が歯学部の歯科麻酔の教授になる傾向が多い。全くもってナンセンスである。歯科治療が出来ない人が教授になってどうするのだろうか。。凄く優秀な医科の教授が退官して歯科麻酔の教授ならまだ話しはわかるが。。。
地方会だけでなく、総会にいってもがっかりしてしまう。。なんとかならないのだろうか?本当に必要なものなのに、それが理解されない、されようとも思ってない。。。
と思いながら、学会会場を後にした。。。これから甲府に向かい有床歯科施設協議会のプレミーティングに向かうので、新宿からあずさ号に乗る。こちらは楽しみである。
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