岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
滅菌消毒担当者を採用へ
歯科医院にかけているものは組織化だと思う(個人的に。。)
基本的に歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付、歯科技工士、院内清掃担当に大きく分類される。
特に歯科衛生士は本来、患者さんの指導や歯周病管理というのがメインであると思う。ただ、なかなかそれだけをやる体制の医院はない。裏方から表まで大変である。
会社組織だと総務、営業などに分かれるし、レストランでは、店長、ホール係り、作る人、洗う人などに分かれてお互いにあまり干渉せずに成り立っているように見える。
特 に歯科医院の問題点として、器具の洗浄、消毒、滅菌という重要な部分を誰が行うかがある。多くの医院は衛生士、助手が診療の合い間に行ったりしているはず である。これも間違いではない。。ただ患者さんが多かったり、医院の規模が大きくなってくると専任がどうしても必要だ。
当院もそろそろ限界にきているので、医療用のミーレジェットウオッシャー等を購入したが、タービンやコントラの滅菌効率アップのためにシロナのDACも必要になってきた。ただ器械を上手く操るスタッフがいないと良くない。。
村岡会にて
昨日は診療後に月一の村岡会へ。
村岡先生に義歯について教授してもらっている。
いつもは大体総入れ歯なんだが、今回はクラスプレスデンチャー(金属のバネのない入れ歯)についてだった。
最近は患者さんも知識があり、説明しなくても知っていることが多い。最近は適合もよく、金属との併用ができるので選択が拡がった。ただし自費診療のため大きさによるが費用がある程度かかってしまう。
研磨の方法やアンダーカットなどの使い方が通常の義歯と違うので、注意してほしいとのことだった。
いつも思うが、話が上手い。。。落語みたいだ。あっという間に23時になっていた。
今日も夕飯食べる時間がなかった。。。
偉大なる先輩
先週はあまりにも忙しくて、オフィシャルサイトブログが更新できなかった。インプラントサイトのブログは更新していたが。。。
先週末土曜、日曜とノーベルのセミナーに参加。今回のテーマはインプラント即時負荷、ガイドサージェリーである。自分の臨床においてもっと勉強が必要な分野であり、興味があるところである。
今回も中村先生に色々と指導いただいた。最近、色々とお世話になっているが、一時代を築ける先生は違う。。。歯科医師という前に人間として魅力がある。なかなかこんな先生はいないだろう。九州に足を向けて眠れない。。。
2日間朝から晩まで、いろいろと勉強させてもらった。。今後は教わったことを確実に行って、完全に真似をしていこうと思う。その後に自分なりの考えを乗っけていけるようになりたい。
国民を馬鹿にしてないか。。。
今日は連休明けの月曜で、患者さんがあふれてしまった。パソコンの待ち患者予約表の部分が足りなくなってしまった。。。30分くらいずれ込んでしまい、患者さんには迷惑をかけてしまった。次回もお詫びしないといけない。。。
診 療後、税理士の方と打ち合わせし、今後の方針、将来構想など相談をした。2時間程度のミーティングのあとに報道ステーションを見ると、小沢さんと柔道のヤ ワラちゃんが出ていた。なんでも選挙にでるそうな。。。正直、はあ?っという感じ。国民を馬鹿にしてないか?推薦するほうも出るほうもおかしいと思わない のだろうか?しかも現役続行などと。。。よくもまあ。。。たいしたもんだ。
確かに誰がでてもいいのだろうが、はたして政治がわかるのだろうか?でも逆に何もわからずに票取りマシーンになって、操り人形になるのか。。。
今 は議員でないが、杉村たいぞう君とテニスの集まりで一緒だったことがある。彼は筑波大の体育会テニス部で国体にも出ているので上手だ。親は歯科医師で、親 戚はテニスクラブを持っている。テニス後の飲み会で色々と議員の仕事を聞いてみたが、朝から晩まで半端なく大変である。表現は悪いが、市会議員みたいに片 手間でできる仕事ではない。ましてや全くの素人ができるわけがない。。。そろそろ国民が政治家に最終宣告するときなんじゃないだろうか。。
でもこんな感じで、国民に無力感を与えるのが狙いなのかもしれない。。。
医聖 華岡青洲先生
人生の中で尊敬する人というのは当然いるはず。
自分の中では、今回の華岡青洲先生がその一人である。
これが華岡先生
華岡青洲と聞いてピンとくる先生は、全身麻酔をしたことのある医療関係者だろう。
世界で初めて乳がんの手術を全身麻酔で行った江戸時代の医師である。しかもその麻酔作用の実験に奥さんと母親が協力したという。。。奥さんはその結果、失明してしまったらしいが。。。
先生は朝鮮アサガオなどの植物を配合し、通仙散という麻酔薬を精製した。その業績は世界的なもので、日本麻酔学会などはロゴマークが朝鮮アサガオになっているし、アメリカ外科学会の殿堂にも入っている。
歯科麻酔学会の認定医試験にも昔は問題として出ていた(過去問全てやったので。。。)
今我々は全身麻酔する場合はセボフルレンなどの吸入麻酔薬やプロポフォールなどの静脈麻酔薬に筋弛緩剤や鎮痛剤をミックスさせて行っている。それもモニターで心電図、血圧計、酸素飽和度を監視し、酸素吸入もするという万全の体制である。
江戸時代などはそんなものがあるはずもなく、経験とカンで勝負するしかないのでかなり無理しないとできなかっただろう。。。というか無謀である。。。ありえない。。
今 回はゴールデンウイークに大阪まで行ったので、足をのばして和歌山の紀ノ川市にある華岡青洲の生家と記念館にいってきた。前から行きたかったが、なかなか 機会がなくて断念していた。先生の使用していた外科器具や本などが展示してあるのだが、感動ものである。。。(最寄りの駅からの足がなく、山道を3キロく らいスーツケースを引っ張って登ったが)
我々医療関係者はその偉業を理解し、同じ日本人として誇りを持つべきだと思う。
朝鮮アサガオです。
華岡先生の銅像と写真撮りました。
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