岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
歯科医師の嫌いな言葉とは
患者さんのなかには虫歯を治せば終わりとか歯周病は治る(元に戻る)と勘違いしている方が 多い。確かに歯科医院にいくのは嫌なのは解るが、そんなに簡単なものではないということを理解してほしい。。。歯科の病気は自己責任から生じるものがほと んどであるということが解っていない。
時々「まだ治療に数回かかりますか?」とか「あと何回くればいいですか?」など歯科医師達が最も嫌 うフレーズを口に出す方もいる。逆の立場にならないと理解できないのかもしれないが、われわれも好き好んで何回も治療しているわけではない。。治療を進め たいけど、歯肉が腫れていたり、磨きが不十分だったりしてできないことも多いのだ。そんなところに無理やり治療しても長持ちなどするわけがないのだか ら。。。
数年はいいとしても再治療の可能性が高まるだけである。
もっと自分の歯の重要性について理解してほしい。ただ今までの歯科医は削って、詰めてできてしまっていることも猛反省しなければいけない。我々や行政の教育不足というところも大きいのであるから。。。
ちなみに歯科医師が言われていやな言葉。。。を挙げると。
①痛いとこだけ治してくれ。。。
②レントゲンは撮りたくない。。。
③薬は飲みたくない。。。
④絶対抜歯の歯があるのに。。抜きたくない。。。
⑤歯を抜かれた。。。
他にも色々あるがあまり書くのも気が引けるので。。。
歯科にかぎらず、医療を受ける患者さんサイドとしても医師への上手なかかり方という考えがあってもいいんじゃないだろうか。。。といつも思う。まあおだてればいいってものでもないんだけど。。。人と人の関係だから。
ホームページ改定中
日曜日は朝から点数改正の説明会。いつも思うが、果たしてこの時代に歯科医師が広い会場に集まって話を聞くことに意味はあるのだろうか?
熊 本県の説明会も千葉県も全く同じ。資料について厚生労働省の役人がしゃべるだけ。。あんなのは小学生でもできる。。。しかも質問は受け付けないというの は、いつものパターンである。。。いくら伝達講習といってもね。。。浦安の仲のいい先生と一緒にわざわざ幕張まで行ったが、当然途中退出した。資料さえも らえば十分なので、ネットに公開してダウンロードすればいい話じゃないのかな?時間と税金の無駄だと思う。
しかも1日に何度も同じ話を。。。ご苦労様です。
その後約2時間、海浜幕張のタリーズで情報交換というか今回の改定と歯科業界のことについて激論だった。あまりに話しすぎて、コーヒーの追加をしてしまった。
今回の改定については特にコメントはない。保険診療は決められた範囲で行うことしかできないので。ここで文句をいってもしょうがないし、特に文句もない。こんなもんでしょう。
話 していてお互い共通したのはこの10年が歯科医師として勝負時だということ、ここでリード(勉強やビジョンを持つなど)しておかないと自然淘汰されるだろ う。ただ。。幸いにも努力している歯科医師は少ない、なんで仕事をしていく上で新しいものや、疑問点に興味がわかない先生が多いのだろう。。。歯科業界は 全く暗くなく、むしろやりたいことが多すぎると思う。歯科医師過剰とかいってるが、なにをいってるのか意味がわからない。。。
というようなことを語りあってしまった。その後は特急わかしおに乗り、白子での後輩のテニス部の春合宿に参加。
点数改正の説明会にラケットバックかついで行くのは自分くらいだろう(笑)
こんな場合は。。。?
昨日は診療後にストローマンの千葉の会に参加。その後歯科医師会の先生(大学の大先輩)と技工士さんと食事に行った。そこでの話し。。
先日当院の受付に電話があった。
「歯が痛いので見て欲しい。」とのこと。ここまでは普通なんだが。。。
ただ手持ちがないのでお金は払えないとのこと。。。少し先なら払えるかも。。。とのことであった。
ここで問題になるのは、歯科医師としての気構えである。
困っている人がいたら助けるのが、基本だが自己負担分が払えないという場合の想定はしたことがなかった。
このような場合どうしたらいいのだろうか?とりあえず丁重にお断りした。患者さんはかなり怒っていたが。。。
理由として
①自己負担分を患者さんから頂かないと、我々が国から処分される。
②治療したとしても、薬も出せない。(薬局も困るだろう)
③痛みが引けばいいが、逆に痛くしてしまう可能性もある。特に神経の治療など
④当院に以前かかっていない(全くの初診だった)
⑤医療もサービス業(あかひげではない)
例えばお腹がすいて死にそうで、吉野家の前でお金がありませんと言っても、まず出て行けとなるだろう。
ただなんとなく釈然としない部分もあるんだが。。。
色々な意見を聞いたが、診療を拒否するのがベターらしい。ただ状況によるし、なかには診てあげるのが当然という先生もいるんだろう。答えはなさそうだ。。
ただ次回同じようなことがあったら。断るように指示はした。理由は信頼関係の構築が治療には必要だから。
酒田にて②
今日は日吉歯科にてオーラルフィジシャンのセミナー。
昨日食事しながら、色々教えてもらったのでいい復習になった。歯科医師、衛生士、学生の方は是非酒田に行ってほしい。内容もすばらしいし、医院の見学もできるから。
ポイントとしては
①現行の保険制度の問題点。②メインテナンスの有用性。③診療スタイル。④ビジョン。⑤衛生士に衛生士業務をしてもらうには。。⑥世界の中の日本。⑦過去の歯科の問題点など色々。。。ここのブログで見るより、是非話を直接聴いたほうがいい。
もっと早くに行けばよかったと後悔している。。というか、勤めてみたい。。。
酒田にて①
最近の悩みを解消するために、酒田に行くことにした。酒田には日吉歯科診療所があり、日本でもトップの予防中心クリニックとしても有名。熊谷先生の名前を知らない歯科関係者はいないだろう。
今回は土曜の午前の診療が終わって羽田にいった。普段九州にいくことが多いので、庄内空港が意外と近いことにびっくりした。
タクシーに乗ると、運転手さんと日吉歯科の話になった。
運転手さんによると、酒田のタクシーやホテル業界に一番貢献しているのは熊谷先生とのことだった。
理由は毎日のように地方から見学者が来るので、お金を落としてくれるらしいのだ。。。
夕方に自宅に着き、熊谷先生と雑談後に診療室をみせてもらった。すばらしい診療室だった。コンセプトというかビジョンが明確なので、シンプルだが導線もしっかりしていた。
詳しくは、明日のセミナー受けた後に報告したい。
その後酒田でも有名なおすし屋さんでご馳走になった。やはり日本海のお寿司は美味しい。日本酒も美味しかった。やはり飛びぬけている人は発想が柔軟だった。
明日はセミナーだが、今日すでに色々教わってしまった。
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