岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
最近思うこと(私見ですが。。。)
最近仕事をしていてむなしさを感じることが多かった。理由はなんでこんなに治療の患者さんが多いのか?なぜ再治療になるのか?なぜインプラントになるのか?
患 者さんが増え、医院としては順調なんだが。。。この仕事をあと30年やるのか。。。と思うとむなしくなる。理由は歯医者で治療すると、そこがまたきっかけ となって再治療になり、どんどん歯が悪くなっていくという構図。自分は3代目なので、昔から来ている患者さんの最初のころのカルテやレントゲンも見るとき がある。若い頃は皆しっかり歯があったのだ。責任は患者にもある、まず虫歯になるというのは自己責任であるから。。。ただしっかり情報提供できない歯科医 師、国にも責任はある。
なんとかこの現状を打破したいという気持ちが日に日に増してきた。どんないい治療をしても、自分の健康な歯にはとうていかなわないのだから。。。なんとか治療しないで、年取っても自分の歯でとならないのだろうか。。。
どうも歯科医師の学会に行っても、審美やらインプラントやら派手な治療に皆目がいってしまう。なんでこんなにインプラントが必要になったのか?という視点がない。ただの歯科医師の技術の競い合いに患者が踊らされているだけの話だ。
このままではまずいと思う。歯科をもっと価値あるものにしたい。
日本と言う国。。
確定申告というか税金の計算の時期である。最近思うんだが、日本と言う国は働きすぎても損する社会なんだなと思う。収入を上げようと思って頑張ったとして、結局税金が増えるのである。節税対策でもすれば多少変わるのかもしれないが。。。
最低限の生活が保障されてしまう社会なので、極端な話としてあまり働かず、ほどほどが一番いいのかもしれない?ただ前提として平均以下の暮らしでいいのであれば。。。であるが。
税金はらっても道路くらいしか自分に還元されていない。。。実際は色々あるのかもしれないけど。。。図書館なんて行く暇ないし、公共サービスも受けられない。
そうかと思うと、社会主義的な制度はいたるところにある。タバコ利権や保険制度など構造的に問題がある。
結局、日本という仕組みを作った人達(利権を得てる人)が頭がいいんだろう。。。我々が愚痴を言ってもかなわない。。。
スタディーグループとは?
先週末はインプラントの勉強会に参加。歯科にはスタディーグループというものが、い くつかあり自分も属している。色々な団体があり、それぞれ方向性の同じ先生が集まって、症例を発表したり、意見を言ったりする。時には褒められ、時にはア ドバイス(ほとんど否定されることも多いが。。。)を頂ける。まあ例えるならスポーツでいう試合やピアノの発表会みたいなもの。自分の実力をさらけだす場 所でもあり、業界の中での自分の立ち位置(現状)がわかる。自分の仕事を同業者の前で発表するので、当然大変である。今月末には別のところでプレゼンしな くてはならない。
で、今回は熊本の先生をトップとする集まり。内容は基本的なことから応用まで幅広い。ただ最近思うのは、全て基本が大事 だと言うこと。。インプラントがどうたらとかセラミックがどうしたという話では内容がない。。いかにして破壊をとめるかがポイントで共感できた。シンプル な考えが結局一番だと思う。
昨日、同級生とメールした時、同級生も同じことを言っていた。。。同じ目線で仕事をしていると同じ考えになるんだなと思った。
グループには色々なところから集まってくる。今回は徳島や福島の先生と交流が持てた。当然東京、神奈川などもいる。
開業スタイルや仕事のレベルは違うが、目指す目標や方向性が同じだと、話をしていても盛り上がる。
相談しても、過去に同じ壁にぶつかっていた経験を持っている先生が多くて参考になる意見が聞けるし、逆にまだ開業してない後輩なんかに相談されると、こちらもいいアドバイスができる。目標が似ているということは通過点、成長曲線が同じということだから。
今回はメンター(この人も熊本)にも久々に会えて、いろいろ教えてもらった。歯科医師会とはまた違う勉強の場である。
新しい制度
看護師の業務範囲を拡大させて、医師の負担を減らそうという動きがある。医師会は当然反対しているようだが。。。
歯科医院に例えると、歯科衛生士業務の拡大というところだろうか?
個 人的には大賛成である。ただ、今の状況では難しいだろう。3年制に移行したものの、実際はカリキュラムに全く内容がない。これは歯学部も一緒、だって教え るトレーニングを受けてない教授達や指導者ばかり。本当に実力のある先生達は開業してしまうし。。。これは外にでないとわからない。。。大学の中にいる と、世間と乖離してしまう。最近少しはいいようだが。。。まあ駄目。もちろん全員否定してるわけではないし、すばらしい先生も多い。
衛生士がどこまでできるか、やるかというのは結局勤めた医院のスタイルによる。
なんでもできる場合もあれば、逆にアシストばっかりもあるだろう。
ま たレベルの話もある。これは歯科衛生士だけじゃなく我々歯科医師にも言えることだが。。。例えば、仮歯を作るにしてもただ作ればいいのか、完璧にあわせる のかで全く結果が違う。「やれます」と「できます」というのは全く違うし、この2つの言葉の中にもレベルが関係してくるし時間という制約もある。
まあ「やれます!」という人にかぎって、意外とできないんだけどね(笑)
一番必要なのは、ポイントを押さえる力というか目だと思う。あと一つの手間を惜しむか、目をつぶるかで将来の結果は変わってしまうと思う。
海外とは比較できないが。。。歯科医師の大学6年も意味ないのに、歯科衛生士の3年も意味がないだろう。それぞれ4年、2年で十分だと思う。もっと編入制度を充実させたりできないのだろうか?
①歯科助手で経験を積んだ人は衛生士学校1年で免許とれるとか。
②歯科衛生士から看護師へ(逆もあり、知り合いにいる)
③歯科医師から医師へ(ここは難しくすべきだけど、逆もあり)
④歯科技工士から歯科医師へ(技工士さんが患者に対面するのが理想なので、歯科医師にならなくても、もっと業務拡大してほしい。。。)
少し考えただけでも色々ある。
明日は朝から勉強会、日曜も一日つぶれるが、久々に九州の先生達と会うので楽しみだ。
医院見学
昨日はスタッフ2名と栃木県の鹿沼の診療所を見学にいった。大学時代の同級生で、開業したのは一番早かった。何事にもこだわるタイプ。
電車まで時間があったので、浅草見物もした。仲見世は平日なのに混雑していた。人形焼やお団子を買ってから電車にのった。
鹿沼までは特急で70分くらい。先週は小山にいったので、連続しての栃木入りである。タクシーに乗って診療所へ。今回はパーフェクトぺリオをメインで見学。医院も凄くきれいで、スタッフの動きも良かった。みんないい刺激を受けたと思う。
その後、宇都宮に場所を移してお疲れ会。スタッフも完全に打ち解けて、ただの飲み会になってしまったが、こうゆう場のほうが質問もしやすいし、本音もでる。
10時を回ったところで、飲み会終了。帰りは東北新幹線で帰京。
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