岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧

連休明け。。。

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

連休明けは急患の患者さんが多い。今日の午前中も急患の方が多くいらっしゃった。中にはずっと痛くて、腫れていて休日診療所や大学病院に行ったという方もいた。その方は当院で、今日と明日は抗生剤の点滴をする予定。

歯科と救急対応は、なかなか難しい。

腫 れている場合は点滴で抗生剤を投与するのが、一番効果的であるが、休日診療ではそこまでできない。。。自分の患者でないと、痛いときに思い切った処置はし ずらいのが現状だからである。歯科医師の考えもそれぞれあるし。中途半端に処置することで、状況を悪化させてしまうこともあるのが歯科の難しさだからだ。 でも患者さんは痛みをすぐ取ってくれと言うので、正直難しい。

夜遅くまでやっている歯科があってもいいのだが、痛いときだけ夜来るような 患者さんも増えると思う。当然、根本的な対応は出来ずに、その場限りになるので治るわけがない。本来24時間救急対応の歯科が各市町村にあってもいいのか なあとも思うけど、じゃあ誰がやるのか?という問題もある。

開業医では人員的にも採算も無理。防犯対応までやっていかないといけないから。
感謝されることもあるだろうが、酔っ払いが来ることもある。24時間対応の病院に勤めていた自分の経験上から言わせてもらえば、個人でやるものではないと思う。

でも、最近は人間のライフスタイルは確実に変わっている。夜遅くに子供が親と歩いていたり、赤ちゃんを抱えた人も普通に見かける。いったい何を考えてるんだ?と思うときもあるが、それぞれ事情もあるんだろう。

そのうち夜だけ診療室をオープンするところも出てくるかもしれない。。。地方にはすでにあるけど。。歯科医院の生き残り作戦のひとつかもしれない。

インプラント治療の説明

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

今日午後はインプラントについての説明が多かった。もちろん全ての方がするわけではないが、メリットとデメリットをブリッジや義歯と比較して行う。

説明をすると、さまざまな反応があり興味深い。市川の方は比較的に文化レベルが高い方が多く、すでに情報を持っている人も多い。ただ悪い情報のほうが伝わりやすいのが難点というか、障害になる。

ずいぶん前に家族がやって駄目だったとか、痛い、腫れるなどネガティブなイメージがあるようだ。ひとつずつ誤解を解いていくのだが、なかなか難しい。上手くいっている症例を見せたり、似たような症例を見せても、全く理解を得られないことも多い。

別にインプラントがしたいわけではなく、自信をもってお勧め出来る方法だから説明している。自分の歯が1本抜けたら、迷わずインプラントにする。
生活の質というか、物がしっかり咬めて、おいしいものを感じるためには入れ歯では厳しいから。

自分のなかでは、充分説明してもインプラントにいいイメージを持ってもらえない場合は、そこでインプラントという選択を打ち切るようにしている。去るものは追わないとでもいうのだろうか。。。

た だ、絶対にインプラントがいいのに。。という患者さんも多い。この場合は何度も説明するのだが、あまりしつこいのも嫌がられるのかと。。。思いながらも説 明してしまう。しつこいようだが、インプラントがしたいわけではないんだけど。。。患者さんは先生しつこいなと思っているかもしれない。。。でもあなたの ためだから。。。

8020運動って?必要?

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

歯科医師会の目標として8020運動というものがある。80歳で、20本の歯が残っている ように頑張りましょうという運動。個人的な見解として言わせてもらえば、どうでもいいというか、いつも言っているように歯の治療や管理は、ある程度自己責 任だと考えている自分の意見であるが。。。

自己管理をしっかりして、定期健診でもすれば達成できるのだろう。ただ普通の人はそこまで歯の ことを考えて生活しているのだろうか?我々歯科医は平気で3ヶ月後の予約を取ってくださいと言えるが、全部の方が応じてくれるわけでもない。歯というもの は痛くなったりしないと、優先順位が上がらない程度のものなのだろう。だって歯科医師でさえ、入れ歯の先生もいれば、インプラントされてる先生も多い。患 者さんの気持ちをわかるために。。。なんてきれいごとで、自分が管理できなかっただけの話である。ちなみに自分にも虫歯はある(笑)。もちろん治療はした けど。

千葉県には8020の変な体操や歌もあるが、地方歯科医師会レベルでしかなく、聞いたときは失笑した。。。というか情けなかった。こんなものを新入会員説明会で真面目な顔で聞かされても。。。ちなみに作詞はうちの父親。

確かに歯があったほうがいいのかもしれないが、中途半端にあるのも困ってしまうのが実情である。健康で、神経を取っていない歯がそろっていれば素晴らしいのだが、そんなことはなく、対処しがたい歯が残っていることが多い。

自 分も勤務医時代に訪問診療に従事し、ケアマネージャーの資格も取った。しかしながら、訪問歯科診療といっても、現実は現状維持の治療しかできないことが多 く、理想的にはいかない。理想的にするには入院させて抜歯などの処置をできる有床歯科医院のような機関が必要であろう。

ライオンだって歯がなくなれば力を失うように、人間も老いというものがある。。。
80歳で1本だろうが、5本だろうが、20本だろうが、28本だろうがこれは個人の自己責任と歴史なのであって、別に我々歯科医師が啓蒙する必要ないと思う。

どうせやるなら4028運動じゃないのかな?なんて思うけど。。。

zimmerインプラントセミナー

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

土曜日に大きいインプラントをやったので、結構疲れていたが、日曜にセミナーに参加。日暮里のインプラテックスという会社に向かう。日暮里駅周囲も再開発できれいになったようだ。だいぶイメージが変わっていた。新しい電車も走っていたし。

今 回のセミナーはzimmerというアメリカのインプラント。講師の先生は都内の有名な方。主にオーバーデンチャーについての講演であった。補綴専門医なの で非常に安定感のある症例を見せてもらった。このメーカーのswiss plusというインプラントは自分で使っているstraumannとよく似ている。ほとんど同じといってもいい。もうひとつのscrew ventも最近コーティングが変わって、非常に惹かれた。正直使ってみたいと思ってしまった。なんでも欲しがるのが歯科医の特徴なんだけど。。。

今回は無料招待の勉強会だったが、昼の弁当まで出してもらい、非常に勉強になった。メーカーの方に感謝である。

静脈内鎮静法でのインプラント

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

今日の午後は静脈内鎮静法でのインプラント。最近は鎮静法でのインプラントが増えている。

今日の患者さんは、半年前に両側のサイナスリフトをやって、しばらく骨の成熟を待っていた。
今回は上に6本、下に2本のインプラントと骨移植をサージガイドを使用して行った。

大学の後輩が見学に来ていたので、一緒に手術を手伝ってもらう。
麻酔薬はプロポフォールとドルミカムを併用。患者さんはゆったりとリラックスしていた。注入の速度もほとんど一定で管理できた。

ただ鎮静法は患者さんにとってはいい方法だが、術者にとっては難しさもある。
患者さんは覚えていないが、むせたり、動いたり、寝返り、舌が邪魔だったりと配慮すべきポイントがある。
患者さんが寝てるから、楽だというわけでもなく、歯科医師の腕が問われると思う。

患者さんはタクシーで帰宅。いずれ当院にも病床を作って、入院下で管理ができる体制にしたい。

遠方からの患者さんなので、自宅までタクシーで帰ることに。スタッフ全員でお見送りをした。

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