岸田歯科口腔外科のブログ記事一覧
インプラントメーカー
当院で現在使用しているのは、ストローマンインプラント。勤務医のころから使用しているし、長期経過も経験しているので安心感があり、第一選択にしている。世界的なシェアもトップになったらしい。
ただ、最近の傾向として症例によって使用するインプラントを変える先生が増えてきた。
ただし、そのためには各メーカーのシステムを購入することになり、医院の経営面からすると少々問題である。導入してくれればシステム差し上げますという営業マンも多いが。。。
在庫管理、器具保管、スタッフの仕事増加なども考えなくてはいけない。
当院にも色々なメーカーが営業でやってくる。国産から海外のものなど多種ある。
それぞれメリット、デメリットあるが、当院も症例によって分けるべく、検討中である。
明日はインプラントの大きい症例を静脈内鎮静法で行う。今からCTにて最終シュミレーション、サージガイドなどの確認しないと。
口腔がん検診
市川市は今のところ市長が歯科医師なので、検診等の条件が非常にいい。さらに後方支援病院としての、東京歯科大市川病院があるので病診連携もスムーズである。
このような市町村は全国的にも珍しいと思う。あまり聞いたことはない。
そのなかでの口腔がん検診は今盛り上がっている。今回も研修を受講した80名以上の歯科医師が、月曜の診療終了後という時間にもかかわらず集合している。
非常に簡便で、患者さんにとっても優しい検診法なので、比較的患者さん受けもいい。
歯科医師会あげて実績を作り、市川市の文化にしないといけない。
インプラント矯正の勉強会
土曜日は医療事故防止の講演会も無事終了。
日曜日は朝からインプラント矯正の勉強会。あんまり尊敬している歯科医師はいないけど、今回の横浜開業の先生はすごいと思う。
資料の整理も見事だし、わかりやすい。少し矯正をやる一般の歯科医師にはとても興味深い仕事をしている。ちょっと矯正をやっている先生には面白いコースだと思う。
前から著書を読ませてもらって、話もきかせてもらい、今回実習つきのコースをするということで参加させてもらっている。決まった瞬間に自分のスケジュールも見ずに申し込んでしまった。。。全6回が奇跡的に空いていた。
当院でもMTMや矯正治療にインプラント矯正を行っているが、歯周病治療にも応用していきたい。
まだまだやること(勉強すること)は山ほどある。仕事以外でもやってみたいことがたまっている。今月も日曜休みは全てつぶれてるけど頑張らないと!
医療事故防止対策研修会
今日は夜から歯科医師会の研修会で、夕方から東京歯科大市川病院に行く。
夜9時までかかる予定なので大変。
歯科はどうしても削ったり、 詰め物したりとなるが、本来とても危険な仕事である。
なぜ危険かというと。。。
①歯科は外科である。削ったり、切ったりすると元に戻らない。
②空気の通る道の気道、口を仕事場にしている。
③患者、歯科医師とも歯科医院で医療事故が起こるという意識が薄い。
④子供から老人、有病者など色々な人が来院する。
⑤歯科医師、歯科衛生士ともに危機意識が低い(血圧も測定したことがない人もいる。)医療従事者という意識がかなり低い人たちの集合体=歯科従事者。
まあ、そのくせプライドが高いという悪循環。。。
⑥局所麻酔、恐怖感などストレスがかかる。
その他書きたいことは、いろいろあるが(笑)日が暮れるので。。。
2年前にAHAの救急蘇生の実習を2日受けたが、歯科医師というだけでとても珍しく扱われた。医者と看護師しかいなかった。ある人には歯科医師に必要なの?とまで言われた。
簡単に言うと、歯科医師なのか歯医者さんなのかということなんだろう。
日本は90%歯医者さんだと思う。きれいな内装の歯科医院でも、血圧計、酸素なんかもないところが多い。まあ、あっても使いこなせないとわかっているから用意していないのだろうが。。。
今日は50人以上の市川市開業の歯科医師が集まる予定。司会進行をしなくてはならないので、頑張らないと!
これからの歯科は。。。
歯科医師の世界、特に歯科医師会といわれる組織内では歯科医師過剰、医療費削減などの暗い 話が多い。はっきり言ってくだらないと思う。勝ち組、負け組みという言い方が定着してきたが、これも社会の仕組みの中ではしょうがないと思う。勝つ人はそ れなりに努力しているわけで、負けている人は技量、努力が足りないだけの話ではないのか?努力しているのに負けるというのは、センスがないか、方向性が間 違っているのだろう。
歯科医師の収入?はいったいいくらが適正なのか?という議論もあるが、3億かせぐ人もいれば300万の人もいて、それは仕事に対する対価なので、比較すべきことではないと思う。他の仕事からすれば、まだいいでしょ?
全 員ではないが、一昔前の歯医者が、たいした治療もせずに豪邸を建て、外車に乗って、ゴルフばっかりした結果、今があるということをしっかり反省すべきだと 思う。自分はそうはなりたくない。ただ、現在の保険制度ではそんなことは出来ない。昔が異常だっただけの話だ。その時代を経験している歯科医師が、今の状 況について議論しても、何の説得力もない。
もっとしっかり、国民と向き合い、歯だけでなく人間を診ていく必要があるだろう。
歯科はまだまだ、やることがある夢のある職業だと思う。具体的には、企業秘密なので明かせないけど。自分のpcには将来したいことが沢山入っている。
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