インプラントブログの記事一覧
前歯部骨移植
投稿日:2015年1月22日
カテゴリ:インプラントブログ
インプラントで最も難しいのは前歯である。骨が十分にあるケースは少なく、ほとんどの場合に骨移植、結合組織移植が必要になってくる。年齢が若いケースなどは、インプラントよりも接着ブリッジのほうがいい場合も多い。なんでもかんでもインプラントというのも難しい。
今 日は外傷後20年放置し、膿がたまって抜歯に至ったケース。粘膜が陥没して治癒しているため、頬側の減張切開だけでは閉鎖が難しい。そのため口蓋の粘膜を 有茎弁にしていかないと封鎖できない。ブロック骨移植の適応でもあったが、今回は人工骨、粉砕自家骨、遮断膜2枚の組み合わせとなった。
5から6ヶ月待ちでインプラントであろう。
矯正用インプラントについて
投稿日:2015年1月22日
カテゴリ:インプラントブログ
成人矯正の場合、矯正用インプラントは非常に有用なツールになる。完全な固定源になるので、ロスがない。当然早く歯も動くので術者、患者ともにハッピーである。
ただ矯正用インプラントという名称がピンとこない。本当は矯正用アンカーピンとか矯正用スクリューのほうがいいのではないだろうか?
一 般的なインプラントは除去しないが、矯正用は役目を終えたら撤去となる。根本的に違うものなのだ。。。どんな名人がやっても一定の割合で緩んでくると言わ れている。ただ緩んだ場合は再度埋め込むことで、問題はない。今日は口蓋に6mmのミニスクリューを矯正の先生に依頼で行った。患者さんは緊張していたよ うだが、数分で終了し、逆にビックリしていた。
矯正用といっても一般診療にも応用がきくので、歯周病患者の骨のレべリング(歯のレべリングではない)やMTM、LOTなどとも相性がいい。持っていて損はないものだろう。
今日のインプラント
投稿日:2015年1月22日
カテゴリ:インプラントブログ
今日は午前に矯正用インプラント(固定用のスクリューのこと)、午後にインプラント1本の オペ。あとはひたすら大きい仮歯を作っていた。。仮歯は作るのは好きなので、苦にはならない、というか水曜は時間に追われずに仕事ができるのは楽しい。年 をとったら1日10人くらいでのんびりやりたい。。
矯正のインプラントは時々緩むことがある。これは撤去を前提としたものなので、通常のインプラントとは発想が違うのである。最近はコーティングされているものもあるが、自分はプロシードを使っている。
午後のインプラントはぺリオの管理が終わり、最終的にインプラントで機能回復の患者さん。凄く熱心で、しっかり磨いてくれる。このような場合インプラントオペは問題がない。骨があるかないかが焦点になる。
今回はストローマンのワイドが使えた。少し柔らかい骨だったので3ヶ月おきたい。
今日のインプラント
投稿日:2015年1月22日
カテゴリ:インプラントブログ
今日は午前中はとても忙しかった。。。午後はインプラント1本、矯正治療でスペースを確保 し、インプラントで治療するケース。成人矯正の場合すでに悪い歯があったりすると、インプラントという選択もでてくる。矯正治療の最後の段階でインプラン トしたり、途中でインプラントしてアンカーに使ったりと応用できる。さらに矯正用のインプラント併用すると歯の移動がスムーズで、残っている歯のロスもな い。
今回は左下6番に1本ストローマンインプラント使用。術後CTでも確認し、問題ないことを確認して帰宅。
今日はこれから、日本歯科麻酔学会の関東地方会に出た後、山梨の甲府で、明日まで有床歯科研究会のミーティングに参加。
甲府のワインでも飲んでみようと思う。。。
インプラント上部構造の磨耗
投稿日:2015年1月22日
カテゴリ:インプラントブログ
患者さんにインプラントはどのくらい持ちますか?とよく聞かれる。インプラントの長期デー タは45年ほどである。なんだそんなもんか?と思うかもしれないが、60歳でインプラントして80歳で亡くなるとして20年経過なんである。一生持ちます かと言われて、60代の場合はいいのかもしれないが、20代でインプラントした場合、正直60年間トラブルなしとは考えにくい。。。この場合、一生持つな どとは言えないし、たとえ60代の人でも一生持つとは説明しない。患者さんによって咬む力、周囲の歯の状況、全身的な要因が全く異なるのだ。。。
一 生使えるように、お互いメインテナンス頑張りましょうとしか言えない。そのためには誰にでもインプラントを勧めるわけではない。インプラントが長期に安定 できる状態にある患者さんにしかお勧めしないようにしている。またインプラント本体は問題なくても、上ののる上部構造(人工の歯)は磨り減ってくる。車の タイヤと同じで、定期的に交換、修理する必要性があるのだ。。ここが、将来のインプラントの問題点になってくると思う。