医院ブログの記事一覧

診療の後に。。

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

今日は診療終了後に色々と雑用をこなした。来週までに歯科麻酔学会の投稿論文を修正し、再 投稿しないといけないので最終確認。今回の査読が問題なければ、論文掲載可能との返答をもらっているので頑張らないといけない。訂正箇所を修正し、何回も 熟読して、言い回しや整合性を再確認していく。地道な作業であるが、論文を査読してくれている大学教授の方たちの負担を減らさないといけない。時間を割い て見てくれているのだから。。

ただ読むだけではなく、熟読である。これができるかできないかは歯科治療にも通じると思う。昔、師匠にスラ イドの映写機の映す角度が微妙にずれていて怒られた経験がある。この時に「仕事のレベルなんかは、このズレを見ればわかるんだよ。。」と一喝された。確か にその通りであり、こだわっている人から見れば大甘だったと思う。一つのことが、しっかりとできる人はなにをやってもできるものなのだ。逆にできない人 は、なにをやっても中途半端なものだ。でも自分では気がつかない。。。(笑)

論文を読んでいる時間の間には当然セレックの削りだしも。。時間は限られているので効率よく使わないといけないのだ(笑)

歯科医師会のアンケート

投稿日:2015年1月6日

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県の歯科医師会からアンケートがきた。内容は滅菌などについてである。
ただし、その項目が終わっている。。。学術委員ってこんなことを調査するのが仕事ではないような。。

質問項目を簡単に書くと、
①治療の時に手袋を使ってますか?
いまの時代に手袋を使わない歯科医院があるなんて。。確かに検診や消毒程度では必要ないが、治療行為には当然じゃないだろうか?

②タービン(ドリルのこと)の消毒、滅菌してますか?
ここが質問になることがおかしい。。レストランでスプーンやナイフを水洗いして、アルコールで拭いて次のお客さんに使うだろうか?歯科治療はもっと汚い部分を扱うし、感染症(肝炎など)のリスクもあるのに。。
しかも、してない場合に理由を書く欄があり、コストだとか必要性を感じないみたいな意見に○をつけるようになっている。。

当院では手袋は当然なので、論点ではない。一日の診療が終わると凄い量になる。
ター ビンは外だけでなく内部の洗浄、滅菌ができる滅菌器を導入しているので論点にならない。この内部が滅菌できるというのがポイントで、一般の歯科医院では普 及はしていない。千葉県でも数台しか導入されていないようだ。外部が滅菌できるのもあるが、ちょっと片手落ちかなと思う。
自分が患者であった場合を考えると、当然の設備投資、経費だと思うんだが。。逆にここをしっかりすれば、患者さんは理解してくれるのだ。ただ、当然保険点数には加算されないのだが。。(笑)

歯科麻酔と医科麻酔の問題。。

投稿日:2015年1月6日

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札幌の問題から始まり、三井記念病院で再燃し。。しばらく落ち着いていた歯科医師と医科麻 酔研修の問題がまた出てきた。一般の方には分かりにくい問題だが、歯科医師も全身麻酔をすることができるのである。自分も直接や指導も含めたりすれば、 1500例以上に関わっている。沖縄の離島に全身麻酔をかけに行ったりしていたし。。実際はもっと多いかもしれない。。

全身麻酔は歯科でも医科でもやることは同じである。全く同じ薬剤、機器を使うのだ。当然併用する硬膜外麻酔や輸血やリスクなどで異なる部分はあるが、歯科で全身麻酔をかけていればお腹を切ることも可能なんである。
実 際、交通外傷で全身の多発骨折なんて場合には口腔外科(歯科)が顎を固定しながら、足や手は整形が同時とかの手術もよくあった。誤解を受けるといけない が、これは歯科麻酔医も医科麻酔ができるので同じ仕事ができる。。凄いだろうということを言っているのではない。中には凄く優秀な歯科麻酔医もいるが、ラ イセンスが違うので医科の麻酔をしたいのなら医者になればいいと思う。できるということと生業にするということは違うのである。よく麻酔科医不足を歯科麻 酔医で!なんて言う歯科医師もいるようだが、全くもってナンセンスであり、現実を分かっていない。我々は我々の領域でベストをつくすべきである。

現在基本的に歯科医師は、歯科と口腔外科領域に限ってという明確なルール(ちょっとグレーな部分もあるが。。)がある。ただし研修に限っては医科指導の下で全身麻酔ができるのである。もちろん学会に登録し、患者同意が必要で、仕事としてやってはいけないなどの規制がある。
自 分も10年以上前に医学部の麻酔科で毎日研修していた。朝の6時過ぎには手術室に入り、用意やら準備をし、深夜まで麻酔をしていた。歯科領域の麻酔を経験 しないで、医科麻酔の研修に行けたので、非常にいい勉強であった。歯科医人生の分岐点だったとも思う。そこでは歯科医師が医師の真似をするのではなく、自 らのライセンスの限界と可能性を実感できたいい経験ができた。

今回は医学部の麻酔科で研修をしていた歯科医師と医師の指導医が逮捕された。実情がよくわからないのでコメントしにくいが、登録や同意を得ていなかったようだ。

た だ歯科医師の医科麻酔研修は絶対に必要である。数年の口腔外科研修なんてあんまり意味はない。可能なら全部の歯科医師が経験してもいいと思うし、卒後研修 に義務化してほしいとも思う。これからの歯科は穴掘って埋めたりするだけが仕事ではなく、医科の中の一分野としての機能が求められているのだ。歯科医師は 多すぎて、ワーキングプアなんて言っている場合じゃない(笑)今までの状態にあぐらをかいて、ダメなのが多すぎる。。。ってなんで言わないのか?不思議で ある。努力や研鑽ができないものは消えていくのが他業界だと当たり前なんだが。。ただ正常になってきているだけだと思うが。。

医者からも一目おかれるような歯科医師にならないといけない。というか、患者はそれを求めはじめている。
今回の件で、研修においての締め付けが厳しくなるかもしれないが必要性をアピールし、結果として国民に有益であるということを議論するチャンスと捉えるべきである。

逆性の正中埋伏過剰歯が2本。。

投稿日:2015年1月6日

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今日は午前中に正中過剰埋伏歯の抜歯を行った。CTでみると2本あり、しかも逆性(歯の頭のほうが鼻の方にむかっていた)で、深いところにあり、切歯管という神経にも近い。。さらに下の前歯くらいの大きさである。骨も削らないと出てこない。。

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歯科用CTでみると、結構深いところにある。。
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なんとか出てきたところ。。結構大変。実際はこれよりかなり奥にあった。

昨日から切開や骨をイメージしておいたが、それ以上に大変であった。
今回の症例はCTなしでは不可能だっただろう。多分大学病院であれば、全身麻酔で入院コースだっただろう。。
今後、矯正治療を行っていくので抜歯しないといけない症例であった
患者さんは小学生の女の子だったが、よくがんばった。拍手である!

DC21ストローマンセミナーに参加③

投稿日:2015年1月6日

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日曜日はいよいよボーンレベルがメイン。三好先生のバーティカルサイナスリフトの講演もあった。
ボーンレベルインプラントが上手くいけば、ストローマンのユーザーは増加するだろう。
ただメーカーの商売戦略がかなり。。いまひとつなので心配である。

以 前もアバットメントの説明を受けたが、今回もよく理解できた。選択できるものが多いので、慣れも必要である。ただ、ボーンレベルを植立した患者さんにロ ケーターというタイプを使いたいんだが、日本では発売されていない。個人輸入しかないので、何とかして欲しい。非常に使いやすいのに、認可が出ないのであ る。。

全体としていい週末であったかな。。と思う。

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