医院ブログの記事一覧
抗生剤点滴の効果
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
原因は歯の先の炎症で、神経の治療が必要である。ただタイミングを間違うと悪化させることもあるので、注意が必要である。
今回はかなり腫れていて、通常の抗生剤内服(飲み薬)だけでは効果が低いと考えて、点滴による静脈内投与を2日行った。
薬の効果は直接血管にはいる点滴のほうが、はるかに高い。飲み薬は飲んで、分解されてから、吸収されるので時間もかかるし、濃度が上がりにくい。
今回も効果は早く、改善してきたので根管治療をはじめた。
タービンの滅菌化のレベルアップ
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
当院の理念の一つに安心、安全、清潔なクリニックというものがある。
歯科で使用するドリル(タービンという)ものは当院でもすでに滅菌ができている。自分でいうのも何だが、レベルは高い(笑)。
現 状は、外部洗浄後、医療用洗浄機(ミーレ)で内部洗浄後に滅菌している。このシステムを実行している歯科医院はほとんどない。内部洗浄という部分が医療用 洗浄機でないと行えないので、導入している医院でないとできないのだ。他を否定するつもりは全くないが、9割以上の歯科は内部洗浄が完全ではない状態であ る。これが現実であり、だからといって感染するのか?というと感染しないかもしれない。。
歯科の触れられないグレーゾーンなのだ。
自分が患者のときにどうしてもらいたいか?ということが我々の仕事には重要で、そこに導入コストがかかるから。。。とかは理由にならないと思っている。
今回さらなる滅菌のレベルアップのために、タービン専用の外部内部洗浄、注油、滅菌が行える機器を導入することになった。
シロナのDACといいます。
これによって複数の機械で行っていた過程が、ひとつの機器で可能となる。時間が大幅に短縮され、緊急の小器具の滅菌も可能である。
なによりいいのはスタッフの仕事の効率が上がることである。タービンも綺麗、スタッフもハッピー、なによりも患者さんに安心、安全を提供できることが素晴らしいと思う。目に見えない部分であるが、こだわっていきたい。
医療安全について
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
歯科医療は安全、安心が第一である。
医療事故、ミス、ヒヤリハットなどをしっかり医院内で共有知識にしなくてはいけない。ある程度先を見越した対応ができないといけないし、何かあった場合に後戻りすることも必要である。
「事故は起こるべくして起こる」のであるから。。。
常日頃の対応が大事なのである。当院も医療安全についてもっと確立しないといけないと感じている。
市川歯周病ガイド
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
以前から歯周病のサイトを作りたいと思っていたが、やっと完成した。ただホームページは生き物みたいなものなので、日々更新しないといけない。ブログもである。
歯周病専門にすることで、詳しく説明もできるし、言いたいこともアピールできる。GENOVAの担当の方には迷惑かけたが、感謝したい。
市川歯周病ガイド www.ichikawa-perio.com をみてほしい。
これで、医院のオフィシャルと市川インプラントセンターそして市川歯周病ガイドの3本立てになった。モバイル版もそれぞれある。今後は自動予約もいいのかなと思うが、なかなかむずかしい。。。
ACLSプロバイダーコース修了
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
土曜、日曜とACLSプロ バイダーコースに参加。千葉大のトレーニングセンターに通ってみた。15年前の歯科大を卒業後に千葉大医学部の口腔外科に残って研修しようと思った時期も あったので、なんとなく感慨深いものがあった。。。もし千葉大に行っていたら、今何してるんだろうなどと考えてしまった。
内容はアドバンスの院内救急蘇生の講習会である。ポイントは不整脈、心停止、急性冠障害、脳卒中への対応である。歯科医院でおこる可能性もゼロではないので、トレーニングが必要である。
個人的には、とてもためになるものであった。
今回参加者は6名で医師、歯科医師(自分)、ICU看護師、医学生(千葉大)で構成されていた。
二 人の医学生のレベルが非常に高く、歯科大の学生に比べたら天と地の差があると感じた。医科と歯科の格差というか。。。まあ格差というか元のレベル(大学) とライセンスが違うのだから、歯科も医科の一部に認められようとするのではなく、歯科しか出来ない方向性、発想を大事にすればいいと思う。
今回も歯科は全く違う分野なので、インストラクターからも「歯科医師は珍しいね。まず見かけないけどね。。。」と言われ、逆に歯科代表の意気込みがでてきた(笑)
2日間ほとんど実技で、シュミレーションを行ったのだが。。。
例えば。。65歳男性、昨晩から胸部不快感と息苦しさを訴えて救急搬送されました。救急外来に来て意識喪失し、倒れました。。。さあ、どうします?という感じ。。
呼吸管理し、人員集め、モニター、静脈確保し、心電図の波形をみて対応していかないといけない。チームリーダーの指示で皆が動くので、自分がチームリーダーの場合は、他のメンバーに指示をださないといけない。
インストラクターが心電図の波形を状況に応じて変えてくるので、そのつどアルゴリズムにそって指示をする。なかなかスリリングで、周りからみるとリーダーの実力がはっきりわかってしまうのである。。
そして、自分がリーダーとして実技テストにまず合格しないといけない。
症例は頻脈から始まり、カルジオバージョンしてからVF(心室細動)になり、除細動を2回、アドレナリン投与してみてたら、心静止になってCPR開始そして原因検索という流れ。。。流れを理解してないと、何のことだか不明だとおもうが。。。
その後の筆記試験もパスし、無事にACLSプロバイダーの資格を得ることができた。正直なところ疲れたが、いい経験だった。2年以内に更新しないと剥奪になるので、新しいガイドラインを勉強しないといけない。。。
今回のコースは歯科医師も是非受けたほうがいいと思う。ただ医学部の口腔外科や歯科麻酔などの経験がある程度ないと、ちょっと難しいかなとも思うけど。