自己責任と国との関係
投稿日:2015年1月6日
カテゴリ:医院ブログ
最近2つの面白い新聞記事を読んだ。1つは高齢者の安易な山登りへの警鐘をならすもの。最 近のレジャーブームもあって、無謀に山や沢に入る人が多いらしい。遭難しても携帯で連絡がとれてしまうので、完全な遭難にはならないらしい。自衛隊を呼ぶ とお金がかかるので、費用のかからない警察、自治体のヘリコプターを要請するという。。。山に入るということは、最悪遭難して死ぬ可能性もあると考えてな いようだ。。。全額自己負担もしくは状況によっての一部負担が正解だろう。保険にでも入るべきではないだろうか。
も うひとつは、肺がん検診の医療費は喫煙者は負担増にしろという記事。国立がんセンターの先生の寄稿であった。まったく当然、同感である。自分の意思で喫煙 し、周りに迷惑をかけているんだから自己責任の筆頭にきてもいいだろう。タバコ税を払っているからいいだろう、などは論点にならない。
歯科でも喫煙者の歯周病治療は7割自己負担。
医科でも生活習慣が悪いことが原因の糖尿病や高血圧などの患者は5割自己負担にできないのだろうか?いつも疑問である。
健康な人ほど損をしている。。。大体運動もせずに暴飲暴食をし、腹が出て病気になったら自己責任だろう。あなたが悪い。。そのツケは自分で払うべきだ。税金など使うことはない。。。
そのかわり、治療法のない難病などは負担金ゼロにすべきだろう。このように考えている人は結構多い。虫歯も歯周病もしっかり磨けばならないんだから。。。
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