九州歯科麻酔シンポジウムへ

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

土曜日は朝から羽田へ。福岡での九州歯科麻酔シンポジウムに参加。
場所は九州大学病院である。やはり国立大学は規模がでかい。。。福岡は空港のアクセスが非常にいいので、学会に参加はしやすい場所である。

CIMG0885_R

九大病院です。でかい!!

CIMG0886_R

こっちは大学院か研究棟みたい。

今回は「一般開業医における静脈内鎮静法の検討」という題名での講演発表もしてきた。
当院ではストレスのかかる外科処置やインプラント治療、歯科恐怖症の患者さんなどに静脈内鎮静法を行っている。まあ、その内容を大学関係者に聞いてもらったような感じである。

色々と質問も受け、非常に参考になった。独自性を持つことも必要だが、発表することで様々な意見を聞けることが勉強になる。
熊本の伊東歯科の先輩や後輩とも会えて、懐かしい感じであった。

今回のメインテーマは「重度障害者の静脈内鎮静法」であり、色々と意見がでていた。福祉と医療の重なる部分であり、歯科ももっと関わるべきである。

重 度障害者は、一般生活が困難な重い障害を抱えている人たちで、自力で歩くこともできないし、家族を含めて専門的な管理が必要なのである。一般の方(一般の 歯科医師も含め)が日常生活で出会うことはない人たちである。というのも施設からは出てこない隔離された状況にいるのである。隔離という表現は誤解を招く のだが、現実はそんな感じなのだ。
時々24時間テレビなどで障害を持った方が視聴率稼ぎのように扱われるが。。許しがたいと思う(個人的に)

自分も熊本の芦北という場所(すごくいいところ)にある重度障害者施設の歯科室に定期的に診療に行っていた時期がある。静脈内鎮静法や歯の治療を行っていたが、そこでの経験や知識を活かせるようにしたいと思った。
終了後、そのままトンボ帰りで福岡空港へ。。明日は千葉県歯科医師会の学術大会があるので、日帰りなのである。福岡は美味しいものがあるのに。。。

最近、羽田空港からは市川行きのリムジンバスが運行している。個人的には30分位待っても利用するようにしている。あまり利用者が少ないと廃止になりそうなので。。。ひそかに市民として頑張っているのだ(笑)