これからの歯科医療って。。

投稿日:2015年1月6日

カテゴリ:医院ブログ

かなり大げさなタイトルだが、9割以上の歯科医師は全身管理の経験がないのが現状なんであ る。。。この場合の全身管理経験とは麻酔科や救急研修をしたことのあったり、しっかりした病院歯科にある程度勤務経験があるということ。口腔外科に2~3 年残って身につくレベルではない。その程度ではやっと抜歯ができるくらい(笑)
開業しても、隣の歯科より抜歯が早い程度である。

一般的な歯科医師は患者が飲んでる薬の名前も知らない。。薬の系統も知らない。。病気の知識もない。。そして調べようともしない。。勉強もしない。。でも偉いと勘違いしているのだ。。中にはテクニックで圧倒する先生もいるが、まれである。
血圧計を巻けない歯科医師も沢山いる。。でもインプラント手術をしてたりする(笑)それでも平気なのは患者さんの予備力に助けられているだけなんである。。

興味あるのはインプラントやら審美歯科だけ。。。本当に終わっている。。それはひとつの引き出しであって、専門になるものではないと思うんだが。。。

穴掘って埋めるだけ。。そして数年で掘り起こしの再工事。。日本の縮図が歯科診療には重なって見える。

こ んなでは歯科医療関係者達は尊敬される仕事にはならない、医療費の無駄である。。さらにおかしいのは上手な先生がしても、へたくそな先生がしても全く同じ 保険点数であること。。保険制度によって恩恵を受けていることもあるが、デメリットも多い。当然ながら自信のある先生は自由診療に走っていく。。そして過 剰な設備投資、無理な治療で自分の首が絞まっていく。。

実際問題として教育、研修システムが悪い。大学教育の問題も多々あるし、今までの木曜になったらゴルフなんていう歯科医師達にも大いに責任があると思う(この場合は歯科医師会などが標的ですけど)。

技工士不足の問題など沢山の火種がある。。